「コツはわかってるつもりなのに、なんか違う答えが返ってくる…」
ChatGPTを使い始めてしばらく経つのに、そんな感覚が残っていませんか?
わたしも最初はそうでした。「役割を与える」「形式を指定する」といった基本は知っている。でも、いざ使ってみると「なんか違う」「もっとこうしてほしかった」が続いて、結局自分で書き直している……という状態が正直しばらく続きました😀
プロンプトのコツを「知っている」と「使いこなせている」の間には、思ったよりギャップがあります。
この記事では、わたしが実際につまずいた場面をもとに、プロンプトがうまくいかない原因と、すぐ試せる改善チェックリスト5つをまとめました。NG例と改善例もセットで紹介するので、「あ、これわたしのことだ」と思いながら読んでもらえると思います💁♀️
※ ChatGPTへの指示の基本をまだ押さえていない方は、こちらの記事を先にどうぞ。
→ 【2026年最新】ChatGPTプロンプトの書き方|初心者が最初に覚えるべき5つのコツ
そもそも、なぜ指示がうまく伝わらないのか
❶ AIは「行間を読む」のが苦手
人間同士の会話なら、「ちょっとこれ直して」と言えば、相手は文脈から「どこを・どう直すのか」をある程度察してくれます。でもChatGPTは、書かれていないことを読み取るのが苦手です。
「察してもらう」前提で指示を出すと、こちらが想定していない方向で回答が返ってきます。
❷ 情報が少ないと「それらしい答え」を作ってしまう
ChatGPTは情報が足りないとき、「それらしい答え」を自分で補って出力します。これが曲者で、一見それっぽく見えるのに、読み返すと「なんか違う」となる原因になります。
情報の穴を埋めるのはこちらの仕事、というイメージで指示を組み立てると精度が上がります。
❸ 一度の指示で完璧を求めすぎている
「一発で完成させよう」と思うと、指示が長くなりすぎて意図が散らばります。ChatGPTとのやりとりは会話です。最初は大まかに出して、返ってきた答えに追加指示を重ねていくほうが、結果的に早く精度が上がります😀
プロンプト改善・5つのチェックリスト
うまくいかないと感じたとき、この5つを順番に確認してみてください。
✅ チェック① 役割を与えているか?
指示の冒頭に「あなたは〇〇です」と役割を設定するだけで、回答のトーンと深さが変わります。
❌「社内向けのお知らせ文を書いて」
✅「あなたは社内広報の担当者です。親しみやすく、読みやすい社内向けのお知らせ文を書いてください」
✅ チェック② 出力形式を指定しているか?
「どんな形で返してほしいか」を伝えないと、ChatGPTは自分で形式を決めてしまいます。
- 箇条書きで5つ
- 200字以内でまとめて
- 表形式で比較して
- 結論から先に書いて
この一言を添えるだけで、使いやすさが大きく変わります。
✅ チェック③ 背景情報・条件を添えているか?
「誰が・誰に向けて・何のために使うか」を伝えると、的外れな回答が減ります。
✅「わたしは副業でブログを書いています。読者は30〜50代の会社員です。専門用語なし・ですます調でお願いします」
この一文があるだけで、出力の方向性がぐっと揃います。
✅ チェック④ やってほしくないことを伝えているか?
制約条件(NGワード・避けてほしい表現)を伝えると、精度がもう一段上がります。
- 「硬い敬語は使わないでください」
- 「英語の見出しは不要です」
- 「箇条書きではなく文章形式で」
ChatGPTはデフォルトで「丁寧に・網羅的に」書こうとするので、不要な要素をあらかじめ除外してあげると回答がシンプルになります。
✅ チェック⑤ 対話で育てているか?
一発完成を目指さず、返ってきた回答に追加指示を出すのが一番の近道です。
- 「もう少しカジュアルなトーンに変えて」
- 「この部分をもう少し具体的にして」
- 「全体的に100字短くして」
こうして会話を積み重ねるほど、自分好みの精度に近づいていきます💁♀️
NG例→改善例で見るビフォーアフター3選
実際にわたしがやらかした(または周りでよく聞く)ケースをもとに、具体例で見てみます。
ケース① ブログの下書きを頼んだら、薄くて使い物にならなかった
状況:「AIをテーマにしたブログ記事を書いて」とだけ伝えた。
返ってきた内容:「AIとは人工知能のことです。近年、ChatGPTなどが登場し……」という入門レベルの薄い文章。自分が書きたかった内容とまったく違う。
原因:ターゲット・文字数・構成・トーンの情報がゼロだったため、ChatGPTが「最も無難な記事」を生成してしまった。
改善後の指示
あなたはSEOに詳しいブログライターです。
テーマ:ChatGPTを仕事に活用する方法
対象読者:30〜50代の会社員・副業初心者
文字数:2,000字程度
構成:導入・H2見出し3つ・まとめ
条件:専門用語は使わず、ですます調で書いてくださいケース② 社内チャット用のメッセージを頼んだら、社外メール並みにかしこまった文章ができた
状況:「〇〇さんに、明日の打ち合わせが15時に変更になったと伝えるメッセージを書いて」と指示した。
返ってきた内容:「お世話になっております。〇〇と申します。誠に勝手ながら、明日の打ち合わせにつきまして……」という、SlackやLINEに貼ったら絶対浮く文章。
原因:「どこで送るか(チャットなのかメールなのか)」「相手との関係性」「どのくらいの温度感か」を伝えなかったため、ChatGPTが最も丁寧なビジネス文書を生成してしまった。
改善後の指示
社内のSlackで同僚に送るメッセージを書いてください。
内容:明日の打ち合わせが15時に変更になった旨の連絡
トーン:親しみやすく・2〜3行でコンパクトに
条件:「お世話になっております」などの堅い書き出しは使わない返ってきたのは「〇〇さん、明日の打ち合わせですが15時に変更になりました!よろしくお願いします😊」というSlackにぴったりの文章でした✅
ケース③ アイデアを出してもらったら、的外れな案ばかりだった
状況:「ブログのネタを10個出して」と伝えた。
返ってきた内容:「AIとは何か」「ChatGPTの歴史」など、すでに書いている記事や、自分のブログの方向性と合わない入門記事ばかり。
原因:どんなブログか・どんな読者を想定しているか・どんな記事がすでにあるかを伝えていなかったため、ChatGPTが「AIブログ全般のよくあるテーマ」を出してしまった。
改善後の指示
わたしは30〜50代の会社員向けに、AI活用・副業をテーマにしたブログを運営しています。
すでに「ChatGPTプロンプトの書き方」「AI議事録ツール3選」「NotebookLMの使い方」は書き済みです。
これらと重複せず、内部リンクで繋がるような次の記事ネタを10個提案してください。背景情報をひとつ添えるだけで、提案の質がまったく変わります😀
コピペで使える「改善済みプロンプト」テンプレ3選
📝 ブログ記事の下書き用
あなたはSEOに詳しいブログライターです。
テーマ:[テーマを入力]
対象読者:[読者層を入力]
文字数:2,000字程度
構成:導入・H2見出し3つ・まとめ
条件:専門用語は使わず、ですます調で書いてください。💬 社内チャット・Slack・LINE用
[ツール名(Slack/LINE/社内チャットなど)]で送るメッセージを書いてください。
内容:[伝えたいこと]
相手:[相手の立場・関係性]
トーン:[カジュアル/ほどよくフランク など]
条件:[文字数・書き出しのNG表現など]💡 ネタ・アイデア出し用
わたしは[ブログ・仕事の概要]をしています。
すでに[既存の記事や取り組み]があります。
これと重複せず、[目的や方向性]に合う[ネタ・アイデア]を[個数]提案してください。もっと精度を上げたいなら
プロンプトの書き方に慣れてきたら、AIを体系的に仕事へ活かす学習もおすすめです。DMMが運営するDMM 生成AI CAMPは、ChatGPTなどの生成AIを仕事に使いこなすためのカリキュラムが整ったオンラインプログラムです。まずは無料セミナーから内容を確認できます。
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※ まずは無料セミナーから参加できます。いきなり申し込む必要はありません。
また、プロンプト改善と合わせてAI文字起こしを仕事に取り入れると、会議の振り返りや議事録作成がさらに効率化します。わたしが仕事でも使っているNottaは、会議音声をリアルタイムで文字起こしして、そのテキストをChatGPTに貼り付けて整形する流れがとても便利です。
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※ まずは無料プランから試してみることをおすすめします。
まとめ
今回ご紹介した5つのチェックリストをおさらいします。
- 役割を与えているか? ── 「あなたは〇〇です」から始める
- 出力形式を指定しているか? ── 箇条書き・文字数・構成を伝える
- 背景情報・条件を添えているか? ── 誰が・何のために・どんな条件かを共有する
- やってほしくないことを伝えているか? ── 制約条件で余計な要素を除外する
- 対話で育てているか? ── 一発完成を目指さず、追加指示を重ねる
「なんか違う」と感じたとき、この5つのうちどれが抜けているかを確認するだけで、たいていの場合は解決します。
最初から全部意識しなくて大丈夫です。まずはケース②の「送る場所とトーンを伝える」だけでも試してみてください。返ってくる文章が変わるのをすぐ実感できると思います😀



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